退職、それはひょっとしたら、就職よりも大きな人生のイベントかもしれません。
達成感とともに寂しさもあるその瞬間に、これまでのがんばりへの感謝と、これからの人生へのエールを込めて、とっておきのプレゼントでお祝いをしましょう。
この記事では、本当に喜ばれるプレゼントを、ランキング形式で紹介していきます!
第一位 名入れプレゼント
刻んできたキャリアと同じように、世界にたったひとつのものをプレゼントしたい。
その想いをカタチにしたものが、名入れプレゼントです。
お父様のお名前や、ご家族からのメッセージなどを、タンブラーや焼酎グラス、カップや時計などに刻んで贈ります。
今までは、肩書きや名字で呼ばれていたところから、ひとりの自由な人間となっていく。名入れには、そんな想いも込められます。
お父様の好みにあわせて商品を選べて、一生に一度の記念になること間違いなしの名入れプレゼント、きっと大切にしてもらえるでしょう。
≪予算の目安≫
グラス・タンブラーなど 4000円~9000円程度
時計など 7000~8000円程度
第二位 食事会
退職祝いの食事会、ポイントは3つ。
「思い出」「時間」「好み」です。
退職祝いの食事会、メインになるものは何でしょう?
そう、「思い出話」です。家族で、親族で、お父様との思い出を語り、感謝の気持ちを伝える。そのためには、ゆっくりとできる「時間」が確保できる、個室やコース料理がいいかもしれません。
喜ばれるためには「好み」も外せないところ。
ですが、ここは家族で知恵を出し合って、家族の想い出のお店や、料理にしてみるのはいかがでしょう?
プロポーズをしたレストラン、家族旅行で行ったお店、勝負メシ…
せっかくなら、思い出話に、とびっきりの花を咲かせたいですね。
≪予算の目安≫
コース料理など 一人あたり8000~15000円
家庭で祝う場合 一人当たり5000~8000円
※家庭料理でも材料を奮発するなど、特別感を出すことが大切です。
第三位 旅行・旅行券
これまで日々忙しく、なかなかまとまった時間が取れなかったお父様に、とっておきの時間と空間をプレゼントする。旅行は、新しい門出にぴったりのプレゼントです。
これまで、お父様が「家族サービス」をなさっていたのなら、ここは「家族がサービス」する絶好のチャンス。
お父様の性格に合わせ、相談をして決めてもいいでしょうし、サプライズをしてもいいでしょう。リラックスして、これまでと、これからのことをゆっくり考えられるような、そんな場所と時間をプレゼントしてあげてください。
アイデアがわきにくければ、旅行代理店の方に相談するのもおすすめです。
≪予算の目安≫
国内旅行 15000円~50000円程度
旅行券 30000円~50000円程度
※旅行券は、1人分ではなく、2人分程度を目安に用意しましょう。
第四位 お酒
お酒をたしなむ方なら、皆さん喜ばれるのがお酒のプレゼント。
それも、できれば時間をかけてじっくり熟成される、ワインや古酒、ブランデーなどがおすすめ。それはまさに、大人の男性にぴったりです。
退職後は、お酒の飲み方も、付き合いやストレス解消ではなく、味わって、自分のためにじっくり飲むスタイルに変化する方も多いそうです。そんな人生の新しいステージににあった飲み方ができるお酒を、ぜひプレゼントしてあげてください。
結婚や出産、昇進や転職など、人生の節目になった年に作られたヴィンテージもおすすめですよ。
≪予算の目安≫
10000円~30000円
第五位 時計
男性が好きなもののランキングに、常に入ってくる時計。
退職祝いで贈られる時計は、これから刻まれる、新しい人生の時間を象徴する、素晴らしい贈り物となるでしょう。
一般的に、ビジネスマンは年齢やステータスにあった時計を身につけるようになりますが、退職祝いの時計は、もっと身軽に、カジュアルでもよいでしょう。
ちょっとした外出や、友人との集まりなどに気軽に身につけられるような時計が、家族からの贈り物であれば、退職後の生活がアクティブになるかもしれません。
置時計であれば、名前やメッセージを名入れのサービスで入れるのもおすすめ。
毎日、頻繁に目にするものだからこそ、想いのこもったひとつだけのものを贈りたいですね。
≪予算の目安≫
10000円~50000円
第六位 財布
退職をすると、生活スタイルがガラッと変わります。
財布は、意外と生活スタイルに密着しているもの。これまでは、長財布に小銭入れ、というスタイルだったとしても、退職後は一つの財布にしたい、という声は多いようです。
退職後に贈られる財布は、「機能性に優れている(軽い)」「落ち着いた、または好みの色や柄」という特徴があります。機能性は、旅行やちょっとした外出が多くなり、また軽装で外出することが多くなる中で求められ、どこで出しても恥ずかしくない落ち着いた色や柄が好まれるようですね。とはいえ、ただ地味なだけではなく、遊び心が感じられるものも好まれるようです。
生活スタイルに密着したものだからこそ、これからの第二の人生をこんな風に過ごしてほしい。そんなメッセージを、プレゼントの財布に込めるとよいですね。
≪予算の目安≫
15000円~35000円
第七位 手紙
小学校や中学校での、保護者への手紙。結婚披露宴での、新婦からの手紙。
日々のちょっとした瞬間でのメッセージから、人生の節目に贈られる手紙まで、手紙は、時代も、場所も問わず、想いを伝える手段として使われてきました。
退職祝いの手紙なら、そこに一工夫したいところ。
例えば、新婚旅行や家族旅行など、思い出に残る場所の絵葉書や便箋を使う。手紙を書くときに使った万年筆をそのままプレゼントするなど、モノにこだわることができます。
内容も、「お疲れ様」「ありがとう」というメッセージだけでなく、思い出が目の前によみがえるような、具体的なエピソードを入れて書きましょう。ちなみに、このエピソード、書くことそのもの以上に、これを書くために思い出を語り合うことが大切です。その時間が、お父様への感謝の気持ちを強くしてくれるでしょう。
≪予算の目安≫
500円~
第八位 似顔絵
せっかくの退職祝い、やっぱり、最高の笑顔になってほしいですよね。
そんなときには、似顔絵入りのアイテムをプレゼントするのはいかがでしょう?
似顔絵入りの時計やお酒などは、開けた瞬間、お父様も、ご家族も笑顔になれること請け合い。できれば、ご夫婦での似顔絵をご用意してもいいかもしれません。
考えてみると、結婚披露宴や二次会で新郎新婦の似顔絵を飾るのは、ある意味定番ですよね。それと同じように、人生の第二の門出を祝ってみてはいかがでしょう。
そしてもう一つ大切なことは、これまでの人生の中で、時間と経験を積み重ねてきた「顔」こそが、オンリーワンのものであること。
似顔絵は、世界に一つだけの贈り物となることでしょう。
≪予算の目安≫
15000円~35000円
第九位 カメラ
カメラは、スマートホン全盛の昨今廃れてしまったのでしょうか。
そうではありませんよね。確かに、写真をきれいに撮るだけなら、スマホで十分かもしれません。ですが、カメラの良さは写真を撮るだけでなく、カメラの手入れをし、カメラをもって写真を撮りに行き、実際に撮った写真を現像、プリントアウトする。その一連のストーリーこそが、カメラの醍醐味であり、スマホでは味わえない独自の良さなのです。
また、一眼レフカメラであれば、その写真には、撮った人の個性が色濃く出ます。
今まで写真に全く興味がなかった場合は、最初からハードルを上げずにミラーレス一眼が良いでしょうが、写真が趣味でカメラ好きなお父さんの場合は、しっかりしたものをプレゼントするとよいでしょう。
≪予算の目安≫
30000円~
第十位 商品券
自分なりの想いがあり、経験を重ねたお父様であれば、こだわりもあるもの。
いろいろと考えてプレゼントを選んでもいいですが、商品券などで自分のこだわりを貫いてもらうのも良いかもしれません。
デパートの商品券などが定番ですが、お父様の好きなものにちなんだ商品券でもいいですね。
ただ渡すだけではなく、「一緒に買いに行こう」と誘ってもよいかもしれません。商品券だけでなく、その商品券を使って何を買うか、それを家族と一緒に考える時間を作れれば、その時間そのものもプレゼントになるでしょう。
≪予算の目安≫
10000円~
番外 想いと時間
さて、ここまでランキング形式で紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。
この記事を見ている皆様であれば、「何がいいかな」「これにしようかな」とお考えになっているはず。実は、その時間こそが、直接お父様の目に入らないとしても、一番素晴らしいプレゼントなのです。
プレゼントをしようとすれば、何が好きなのか、これまで、どんな思い出があり、これからどんな時間を過ごしたいのかを考えますよね。
そうやって生まれたたくさんの想いが、お父様を大切にする気持ちを再確認させてくれます。
退職のお祝いをきっかけとして、想いと絆を新たにしていただければ幸いです。